VOICE ~自分の音色で言葉を奏でる~

母、妻、サラリーウーマンでもあるけれど、誰のものでもない一人の人間として心の奥に耳を澄ませて自分の音色で綴ります

我慢なんてしないけど、何か?

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楽しいことはmore than Welcomeだけど、イヤなことは出来るだけ避けたい。

自分でコントロールしてイヤなことを避けることが出来る時もあるけど、出来ないことも多々ある。

だから、そんな時でもなんとか乗り切れば、次に同じようなことが起こっても対処できるのでは。。。というのは机上の理想論なのだろうか。

娘が幼稚園の時にクリスマス発表会があった。

娘は元来、恥ずかしがりというか、大勢の人の前で見られるのがイヤな性格。 

親がみんな見ている前でグループで歌とダンスのお披露目。

娘のグループが登場してダンスが始まり半ばまで過ぎたところで。。。

娘、首を横に振り、勝手に退散して先生の膝の上に座る。。。

母、唖然。そして勝手ながら恥ずかしい気持ちでいっぱい。

こんな小さい子がイヤだと自分の意志でやめるなんて。  

終わってから、

私:「どうして途中でやめたの!!!」  

娘:「イヤだったから。。。みんなが見てるのがイヤだったの。。。」

私:「イヤだからってやめていいわけないでしょ!!!これから大きくなっていくと、イヤなことなんて沢山出てくるのよ!そうしたらどうするの?」

娘:「。。。。。」

と怒ってしまったが、後日先生に途中でやめたことを詫びると、

先生は「全然いいのよ~。イヤだったんだから。やらなくていいのよ~。何も問題ないのよ~。」 

とイヤならやらなくていいというスタンスだった。

そうなんだ。。。イヤならやらなくていいんだ。。。この国ではそうなんだ。。。

ある意味自分の意志を尊重しているのかもしれない。

でも、我慢の国、日本で生まれ育った私には驚き満点だった。

どうりで、仕事でもイヤだとすぐに辞める人が多いはずだ。

イヤでもそこで我慢すれば道が開けるなんてのは論外だった。

逆に何のために我慢するの?と聞かれてしまう。

そう聞かれると答えに詰まるけど、イヤだからってすぐにやめていたら先に進めないじゃないかって思うのは日本特有(?)の根性論でしかないのか。 

確かに明るい未来が見えなければ我慢しても意味がないのかも。

大変勉強になりました。

因みに翌年のクリスマス会では娘は最後まで踊りあげたし、先頭に立ってリードもした。

前年とは大違いにまたびっくり。

きっと様子も分かっているから安心&成長したのかな。

今後、イヤなことに直面した時に、娘はどう対処するのか、ある意味楽しみかもしれない。

私はどうアドバイスするのか(旦那はきっとやらなくていいとかいいそう)、全く不明だけど、娘が納得してくれるようにうまくバランスを取ったアドバイスが出来るようにしたい。